今回のお話はジャムについて。
オープン当初から作り続けている「Caramel Bretagne(キャラメル ブルターニュ)」についてご紹介します。
ブルターニュ地方は、海があって、夏にパリから行くバカンスの街。バカンスに行って楽しむブルターニュの名産品は、魚介類と、おいしい海塩とおいしいバター。塩にこだわることもちょうど90年代に流行って、日本でもスーパーでゲランドの塩が買える世の中になりました。いい時代。
ちょうどパリに留学し始めた頃に、パリではブルターニュのルルーさんのキャラメルがちょっとした話題で、バターの風味と塩味がビターなキャラメルのバランスが絶品でクセになるものでした。いつのまにか、ブルターニュの特産品は、クレープだけじゃなくて、バターとお塩だけじゃなくて、この塩バターキャラメルも加わりました。
お菓子屋さんでは、砂糖を焦がして生クリームを入れたキャラメルクリームのベースを作っておいて、それをムースにしたり仕上げに使ったりすることもあり、余ったのをパンに塗って食べるのがひそかな楽しみだったりしました。そこから、塩とバターを加えたレシピもできて、ジャム屋さんのラインナップに、必然的にこのキャラメルクリームも並びました。バニラビーンズで香りをつけたもの、カルヴァドスとりんごを加えたもの・・・いろいろとありましたが、不動の人気は、発酵バターとゲランドの塩をアクセントにしたキャラメル・ブルターニュ。romi-unieの中での一番のリピート率で、大きな瓶で買われる方も多いのです。
そのまま食パンやトースト、クラッカーなどでもおいしいおやつに。香ばしいクレープを焼き、キャラメル・ブルターニュをちょっと温めてソースのようにしてたっぷりかけてアイスクリームを添えれば、たちまちブルターニュでバカンス!な天国のような気分です。
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