11.「Scone」(スコーン)

今回のお話はromi-unieでも人気の高い、スコーンについてご紹介します。

鎌倉の店がオープンした当初から、週末だけではありましたが、スコーンをつくってきました。ジャムを楽しんでもらうための何かが必要だなと思ったのがはじまりです。

スコーンのレシピを考えていたとき、ずっと頭にあったのは、イギリスのスーパーで買ったスコーンの味でした。もう20年以上前になりますが、1カ月ほどイギリスに滞在したことがあります。スコーンを毎日食べ、そのときいちばん気に入ったのが、意外にもスーパーで買ったものでした。しっとり、ふんわり、ミルキー感もあって、飽きがこない。その味を思い出しながら試作を重ねていきました。

ミルキー感を出すために、牛乳の半量は生クリームに変え、生地のしっとり感と表面の香ばしさを出すために、お砂糖もちょっと加えています。バターと粉をすり合わせてから、牛乳を加えて生地をざっくりとまとめたら、そのまま休ませて馴染ませるのがイギリス式ですが、romi-unieでは、なるべく少ない手数で、生地を均一にするフラサージュという技法を取り入れています。生地を少しずつ手前から向こうに押し出すようにこねるやり方で、フランス菓子の生地づくりの技法のひとつです。

こねすぎると、ねちっと生焼けみたいな食感になりやすく、はじめはうまく行かなかったのですが、ちょっとこねる感覚で取り入れてみたら、しっとり、ふんわりと焼き上がり、それから20年以上、同じやり方でつくり続けています。

ずっとプレーンタイプをつくってきましたが、ここ数年は季節のスコーンも人気で、外せなくなってきました。ショコラのスコーンは寒い季節に、春先は紅茶、初夏にはグリーンがきれいなピスタチオ、秋はマロン、クリスマスに向けてはへーゼルナッツが登場します。

ショコラのスコーンにはキャラメルクリームを、マロンのスコーンには、いちじくとカシスのジャム「カシュカシュ」を合わせると、とてもオシャレな味になります。香りと味が重層的になって、これこそ、ロミ・ユニならではのスコーンの楽しみ方だなと思います。

スコーンは、ほんのり温かいのがお好きな方もいらっしゃいますが、わたしのおすすめは「焼き立ての冷めたて」。ミルキーさやバターの風味は冷めているほうが感じやすく、クロテッドクリームを塗るなら、溶かしたくない派なので、なおさら温かくないほうがいい。

冷めて時間が経ったものは、香りが弱くなるので、店でも一度にたくさん焼かず、様子を見ながらこまめに焼いて「焼きたての冷めたて」を意識しています。

スコーンのお買い物はこちらからどうぞ。

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