人について 05. Romi-Unie Confitureジャムアトリエ長 はるなちゃん

第5回目は鎌倉Romi-Unie Confitureのジャムアトリエ長、はるなちゃんについてお届けします。

「Personnage romi-unie(ペルソナージュ ロミ・ユニ)」。“ロミユニの人” と名付けたこのページでは、romi-unieをつくる人=スタッフを紹介しています。

romi-unieにはどんな仕事があって、どんなスタッフがどんな思いで働いているのか、お店の裏側にあるスタッフと働き方のお話です。romi-unieはほぼ100%女子という会社でもあるので、仕事を始めたばかりのスタッフからベテランまでいろんな立場での働き方もご紹介できたらと思っています。

 

はるなちゃんとは

鎌倉「Romi-Unie Confiture」のジャムアトリエ長。製菓専門学校を卒業後、「キハチ」のお菓子工場、「Fairycake Fair(フェアリーケーキフェア)」などで働くうちに、自分の好きな仕事がお菓子づくりよりもジャムづくりに多いことに気づき、26歳でromi-unieに転職。ジャム製造のかたわら、販売やウェブショップの事務なども経験し、アトリエ長となってからはジャム一筋となりました。いまもフルーツの皮むきやジャム煮の仕事を心から愛する、勤続13年目のベテラン社員です。

好きで入った世界だけれど……

小さいころから包丁を使うのが好きで、家のご飯にキャベツのせん切りが出る日は、自分が家族分を切っていました。10歳の誕生日プレゼントがまな板と包丁だったので、小学校の2年か3年生のころから包丁を触っていたと思います。

中学生のころに、お菓子づくりが好きになったこともあって、高校卒業後は製菓の専門学校に進みました。仕事をはじめてからは、先輩がスムーズに作業を進められるよう、計量や粉振りなど補佐的な作業が中心でしたが、プリンのようなカップデザートを作ったり、その後に勤めた「フェアリーケーキフェア(以下フェアリー)」ではカップケーキや生クリームを使ったデコレーション作業もやらせてもらいました。

 

ruc_jam_atelier

いろんな仕事を経験していくうちに、どうも自分は粉や生クリームを使ったお菓子づくりより、リンゴをただひたすら切るとか、いちごのヘタを1日中取るみたいな単純作業のほうがやっていて楽しいことに気づいたんです。好きで入った世界だけれど、ケーキ向きではないな……と。フェアリーでは2種類ほどジャムもつくっていて、それがすごく楽しかったことも、romi-unieで働いてみたいと思ったきっかけです。

20代半ばになって、そろそろ社員として働きたいと思って、フェアリーを辞めたのですが、次の職場を探していたときに、romi-unieに転職していた前職の先輩からジャムの製造スタッフが足りない、と声をかけていただいて、タイミングよく入社できました。その先輩からは、romi-unieの仕事内容を時々聞いていて、私の好きな仕事ばかりで羨ましいなと思っていたので、とてもうれしかったです。

 

好きな仕事が詰まっていたジャムづくり

jam_bin

最初は瓶洗いやフルーツの下準備、ジャムを瓶に詰める作業だけでしたが、人手不足ということもあって、入って2カ月後にはジャムを煮る作業もやっていました。

教わることが全部楽しくて、最初から「あっ、自分の好きな仕事はコレだ」と思いながら働いていましたね。ジャムは繰り返しの単純作業がとても多いので退屈に見えるかもしれませんが、フルーツの皮をむいたり切ったりする作業が好きな自分にとっては、いまも楽しい仕事ばかりです。

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とくに年に一度の栗の実を取り出す作業は、秋が近づくと待ち遠しいほど。栗は「パニエ・シャテーニュ」というジャムになるのですが、この時期は1日中アトリエのみんなで栗仕事に集中します。果物は季節で移り変わるので、単純作業のなかにも変化があって飽きません。一緒に働いているスタッフも、こういう仕事が好きな人ばかりですね。

 

勇気を出して「辞めるのをやめます」宣言

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いまはジャムのアトリエ専任で働いていますが、入って数年は、週2回、販売の仕事もやっていました。3年ほど働いて、30歳になる手前で、お店のことも製造の仕事も好きなのに、この先ずっと続けていく自信がなくなって、一度、店を辞める宣言をしたことがあります。事務系の仕事をおぼえたり、ほかの働き方も今のうちに経験しておいたほうがよいような気がして、ろみさんに相談して退職の日まで決めました。

ところが、辞める日がカウントダウンに入ると、今度は店の魅力がどんどん見えてくるようになったんです。ジャムを瓶に入れながら、お客様がうれしそうにお買い物をしている姿が見えたりすると「とても素敵な所で働けていたんだなー」というありがたみをひしひしと感じる時間が増えてきて。でも新しい職探しも始めていたし、有給消化にも入っていたので、もう後戻りはできないと諦めかけていたとき、偶然こんな出来事がありました。

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販売に立っていたときでした。お客様が「こんなに素敵な場所で働けて、幸せなお仕事ですね」と声をかけてくださったんです。それまで一度も言われたことがなかったのと、本当にこのまま辞めてもいいのかと、自問自答していた時期だったので、余計にグサッときてしまって。それで思い切って「辞めるのをやめたいです」とろみさんに伝えて、続けさせてもらうことになりました。本当にお騒がせな話で、自分では29歳の気の迷いと言ってます。

辞める相談をしたときに、事務職が気になっていると私が言っていたのを気づかって、そのあと、ウェブショップの仕事もつくってくださって、製造をしながら、週2回ほどお手伝いに入りました。その仕事もすごく楽しくて、梱包作業はとても好きな仕事だとわかりました。逆に転職で考えていた事務系の仕事は、少しならできるけど、パソコン業務をずっと続けるのは向いていないこともわかりました。あのときのお客様には、本当に感謝しています。

12年ぶりに訪れた学び直しの機会

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いまは仕事を教える立場でもありますが、これが難しいですね。特に煮上がりのタイミングは、いちごひとつとっても硬いときもあれば、水分がものすごく出るときもあるので、毎回違います。最後は見た感じのとろみやツヤ感、手に感じる重さで判断するしかないので、感覚をつかむまでには時間が必要です。鎌倉の店でいちばん人気がある、いちごとフランボワーズの「アニヴェルセール」も、煮上がりの見極めが難しいジャムのひとつです。毎回一定の味に仕上げていく責任は大きいですが、そこがジャムづくりの面白さで飽きないところなのかな、と思います。

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わたしはつくる仕事は好きなのですが、新しいジャムを考えるのはいまも苦手です。一度、自分でも驚くほどまずいジャムをつくったことがあるんです。Web Shop限定で毎月ジャムをお届けするromi-unie定期便というコースがあるのですが、そのジャムを考えるために、ろみさんとアトリエスタッフで試作をしたとき、グレープフルーツとピンクペッパーを合わせたジャムをつくりました。もともと「カクチュース」というパイナップルとピンクペッパーのジャムがあって、それにヒントを得て組み合わせたのですが、素材のことを自分がぜんぜん理解できていないことがわかって、とてもショックでした。いまもまだ自信を持てないところです。でも、一度だけ定期便に採用されたジャムがあります。青りんごとくるみにカルバドスを合わせたジャムです。ナッツ好きなので、とてもうれしかったのを覚えています。

去年、社内研修で半年ほどジャムのクラスに参加させてもらって、果物の品種についてもっと勉強したいと思うようになりました。アトリエ長になって、農家さんとのやりとりも増えたことで、より生産者の方を身近に感じるようになりました。6年ほど前からアイテムも扱うフルーツも増えて、新たにお付き合いの始まった生産者さんもいらっしゃるので、これからは農家さんと直接お話しする機会を持って、ジャムづくりに生かしていけるといいな、と思っています。

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romi-unieのジャムは、自分では思いつかない組み合わせばかりで、それでいてちゃんと素材が生かされているなと感じます。ナッツやフルーツもゴロゴロ入っていて、贅沢な感じもほかにはない魅力だと思います。コロナでスタッフの入れ替わりもあって、試作の会がこの2年、開けなかったのですが、新しいスタッフもだんだん力がついてきたので、また復活させて一緒に新作を考えていきたいですね。

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