気温や空気感でこういうジャムが食べたいなって思うことはありませんか。季節から受けるインスピレーションやイメージを菓子研究家いがらしろみがジャムにしました。Web Shop限定の新シリーズ「エチュード」はじまります。
フルーツには旬があって季節ならではのおいしさを楽しめるうれしさがあります。例えばいちごが旬の時期にはロミユニでもいろんな組み合わせのいちごジャムを作っています。
旬のものをいただくよさはもちろんあるけれど、季節から受けるインスピレーションやイメージをジャムにしてみたらどうだろう。
感覚的というか妄想力を膨らませたジャム。そういうの作ってみたいな。そういのってロミユニらしいんじゃないかな。
菓子研究家いがらしろみがイメージしたそんなジャムを「étude(エチュード)」シリーズとして新しくスタートすることになりました。
ちょっとマニアックなジャムかもしれません
フランス語で練習、習作といった意味のエチュード。ちょっと肩の力を抜いて楽しみながら作っていけたらいいなという思いも込めました。こういうシリーズがあることでちょっとマニアックな組み合わせにもチャレンジしやすくなるんじゃないかなと思っています。
そして、召し上がる方にもジャムの面白さ、楽しさを感じていただけるとうれしいです。
1作目はりんごと柑橘のジャム
エチュードシリーズ1作目は、湿気を帯びた今の時期に食べたいちょっと軽やかな味わいのジャムをイメージしました。
セレクトしたフルーツは、りんごに宇和ゴールドと日向夏。食感が楽しいりんごと爽やかな柑橘の組み合わせです。
エチュードシリーズはろみさんお手製
このエチュードシリーズ、なんとろみさんが作っています。久しぶりにアトリエに入ってフルーツのカットからジャム煮まで作業を進めました。
カットしている包丁はろみさんがパリのル コルドンブルーで使っていた20数年もの。アトリエでまだまだ現役で働いてくれています。
りんごは角切りとフードプロセッサーで細かくした2種類のカットで。そうすることで食感やテクスチャーに変化が生まれてくれます。宇和ゴールドと日向夏も果肉は角切りにして果汁と一緒に加えています。
宇和ゴールドは愛媛県産の柑橘でグレープフルーツのような清涼感と甘酸っぱい後味が特徴。苦味はほとんどありません。今回初めて使用しました。
甘さはビートグラニュー糖とオレンジの花のはちみつでつけています。はちみつを加えると甘さに奥行きが出て後味にやさしい香りが広がります。
作るのは銅なべ1個分
今回作るのは銅なべ1個分の量。
ろみさん手作りのため多くは作れないのですが、今後もコンスタントに続いていきますので、いろいろ試していただけるとうれしいです。(ろみさんの頭、バンダナを忘れてキャップのままです。写真載せないでと言われたのですがすいません。)
材料を合わせたら、アクを取りながら強火で一気に煮上げていきます。
煮上がったジャムはあつあつのうちにビンに詰めていきます。
ビンのサイズは2種類。定番の80g入りと大きめサイズの190gの2サイズが出来上がりました。
タグも手書きで
ジャムビンには名前を記したタグを付けています。いつもはスタンプなのですが、今回はろみさんの手書きで。ロミユニ コンフィチュールがオープンしたばかりの頃を思い出しました。(手書きだったんです!)
はじめまして「étude-1」です
そして出来上がったのがこちら。
1作目なので「étude-1(エチュード アン)」と名付けました。
ビンを開けてみると、角切りりんごがたっぷり入っていて具だくさんなのが分かります。トロリとしたテクスチャーです。
初夏を思わせる軽やかな味わい
柑橘感を抑えてふわっとアクセントに使いながら、りんごのフルーティーさと軽やかさが初夏の気分を盛り上げてくれます。そして時間差で感じられるはちみつのやさしい甘さも。
おすすめの食べ方は乳製品と合わせて軽めに。今回はギリシャヨーグルトに合わせてみました。
もちろん普通のヨーグルトでもいいですし、リコッタチーズやマスカルポーネにトッピングすると素敵なデザートに変身してくれます。
エチュードシリーズは今後も新メニューが不定期で入荷する予定です。季節の気分をみなさんにも楽しんでいただけるとうれしいです。どうぞお楽しみに!
エチュードシーズは通信販売Web Shop限定販売となります。鎌倉Romi-Unie Confiture、学芸大学Maison romi-unieでのお取り扱いはございません。
数量限定のため、なくなり次第販売終了となります。再入荷はございません。
ご購入はお1人様1点とさせていただきます。